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新自由主義グローバリゼーションは資本制社会のあらたな段階か!?

半資本主義VS反資本主義
 新自由主義グローバリゼーションは資本制社会のあらたな段階か!?

 高橋洋児の『「マルクスを活用する』(彩流社 2008年)を読んだが、高橋によればマルクスは「資本論」のなかで資本主義という言葉はひとつしかでてこない、あとは資本制生産あるいは資本家的生産様式という用語だという。

 これはどういうことなのだろう。思うに重商主義や自由主義というような、経済政策などの基盤になる思想とは別だからではないか。

 近代資本主義じたいは自由主義の価値観をそのまま胚胎して成長していったと思う。市場経済をつうじて社会発展をおこない。私的占有と自由な競争の重視。思想としては個人の自由の尊重、法の尊重、権力の分立と議会制度の確立などを求めていった。

 やがて商品生産社会が資本に基づく資本生産社会<商品の二要因(交換価値・使用価値):貨幣の必然性>へと発展していく。

 高橋洋児の本には過度に昨今の反グローバリゼーション・反新自由主義者への反駁の色合いが強い。資本のもつ文明化作用というものをマルクスが評価していたということをしきりに強調して、それを肯定しているようだ。
 
 それはいいのだが、文明化作用といっても、プラスの側面を評価しているにすぎない。結果犠牲をともない、それに抵抗や被害を蒙る人たちもいるわけで、そのあたりは是々非々ということでしかないわけだが、そのあたりについては記述がない。

 その点で『まんが 反新自由主義入門』エセキエル・アダモフスキ文、イラストレータ連合絵、伊香祝子訳(明石書店 2007.11)は明確に反資本主義の本である。

 アルゼンチンの研究者が書いたものだが、今の運動のあり方を理解できる本だ。ただ著者はネグリなどの影響を受けており、マルクス主義とアナキズムの折衷のような気がする。

 まあ、いいとこ取りをすれば、そうなるしかないのだが、資本制経済が経済原則として有効であるという点から考えれば、反資本主義ではなく半資本主義として目標設定を変更しなければならないかもしれない。
 もともと資本主義がイギリスをモデルにしてきたが、国ごとに変容をとげて政治による規制や政策をとおしての修正がおこなわれるようになってきた。その意味で資本主義は修正資本主義なのである。
 アメリカでは今でこそ市場万能主義の見方が主流だが、それ以前はケインズ主義で政府・国家が市場経済に介入していたわけで、新自由主義の破綻をうけて、オバマ政権は舵取りを変えてくるだろう。しかし右顧左眄ということになる可能性もあるが。
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テーマ : 新自由主義
ジャンル : 政治・経済

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