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「新帝国主義論」とグローバル経済の問題

新帝国主義論』(武者陵司 東洋経済新報社 2007年)という本を読んだ。
 著者は経済アナリストらしい。著者は経済学者では現代の経済状況は理解できない、分析できないと考えて、現実からさまざまなデータを採取して総合的に判断するアナリストが現代の世界経済を説明できるという。

 まず著者は
 冷戦の終焉、平和の配当、インターネット革命が世界経済の繁栄をもたらしているという。資本が世界的に活動することでさまざまな国に恩恵をもたらすし、成長を即していると考えている。
 パクス・アメリカーナの前面展開であり、この経済グローバリズムにより、世界が「地球帝国」として成立するようになったという。
 この話でどこかで聞いたな、と思う人もいるだろう。そうハート・ネグリの『帝国』である。

 著者は「地球帝国」がアメリカの戦略ではなく「神」がつくりたもうたものだという。

 人は経済体制がどこに向かうかに関しては無知で、能動的に「地球帝国」をつくったのではなく経済原則はグローバルなものとなり、それは地球をおおい、誰もが抗し難いものとなっているという。

 それは市場のなかで、神の見えざる手に導かれて、利潤動機、多国籍企業の利潤追求の結果だという。これについては資本の増殖運動の結果としてみている。

 著者は結論的に「辺境での生産性革命と先進国の差額地代(超過利潤)が当分継続され」るとみているが、辺境が消滅する可能性もあり、さらに「社会的・政治的要因か、自然的要因によって」阻害される可能性もみている。

 そのためにはリスクを経済コスト化するという意味で資本主義が管理される必要が出てきている、と語り、ケインズの言葉を引用して、新しい「地球帝国」の現実に即した経済学と経済政策の構築がもとめられている、と締めている。

 結論までくると常識的というか、ありきたりな話なので拍子抜けするが、彼のような政治をまったく頭にいれないっ人でも、やはりなんらかのコントロールが必要だと感じている、というふうに読むべきなのかもしれない。

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ジャンル : 政治・経済

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