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「品位ある資本主義」とは?

 ちょっと気になるというか、挑発的なタイトルの本が気になった。
 『品位ある資本主義』(相沢幸悦 平凡社/2006年)は経済不況の以前だが、新自由主義とカジノ経済化している今の資本主義社会をまっとうに批判している。文書も平易で読みやすい…て、それはいいのだが、著者は「品位ある資本主義」をドイツの資本主義社会にみているようである。
 最初は品位を失った日本の経済について書かれており、アメリカ型資本主義の導入を批判して、さらに本家のアメリカの資本主義を批判している。よくある西欧型資本主義と米国型資本主義の比較かと思うとそうでもない。
 そしてヨーロッパ経済のありかたを紹介して、最後のほうでは、日本の土地を国有化したほうがいいと神託する。これって社会主義じゃん!
 著者は社会民主主義という概念をしらないのだろうか? それとも田原総一郎あたりから、「社民」とか攻撃されるのが怖いのかもしれない(冗談だが)。
 現象的な資本主義批判はそれなりだが、ともかく経済制度について資本主義を批判するのであれば、資本主義生産の矛盾を押さえてほしいと思う。
 そうしないと資本制経済と市場経済がもっている暴力性が理解できないのではないだろうか。
 これに関連して連想するのが日本共産党が最近使っている「ルールある経済社会」と「資本主義の枠内での改革」である。
 ふたつの言葉は基本的には同様なことを語っている。
 ルールあるというのは規制のことだし、経済社会とは資本制経済社会のことだろう。もちろん別な(資本システムを使わない)経済もあるうるだろうが、その説明をしていないし、構想もないだろう。いっぽう資本主義の枠内ということは、今の経済システムを前提にして規制と変革を進めるというものだろうが、それはかつての社会民主主義とどう違うのかは明確ではない(基本的には同様だと思えるが…)。
 結局のところ資本主義のヨーロッパ的なありかたに希望を見出しているようだが…。
 果たして展望は見えるのだろうか?
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