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河野健二『フランス革命の思想と行動』(岩波書店)について

河野健二『フランス革命の思想と行動』(岩波書店 1997年)について。

ちょっとルソーの思想を重視しすぎではないか。やはり現実の世界が動いている根拠を探るべきだろう。
理念的革命としてまとめるのは無理がある。その意味で複合的な革命として捉えるのが理にかなっている。
その意味で「啓蒙思想」をフランス革命の源泉として、その思想と理念のところはよく書かれているが、行動そのものについてはさほど書かれていない。

最後にデモクラシーの生成としてまとめて、それを超えるものとしてナショナリズムと社会主義があったという。これは蛇足的で違和感のあるところだ、フランス革命の生み出したものとしてデモクラシーという主張をしているが、むしろ国民国家の規範がつくられたとも見る論者もいる。その点ではナショナリズムなき国家はないのであって、ナショナリズムは国家に付随しているもので、それが国家形成の肝のようなものだろう。また社会主義についても平等思想と経済体制のありかたが問われたわけでデモクラシーに対立する、あるいは否定するものとしてあるかどうか疑問である。

いずれにせよ資本制システムが政治体制としては、デモクラシーであろうが、ファシズム体制だろうが優位になっているということの問題が語られることはない。

デモクラシー幻想というものがあるのかもしれない。いずれにせよデモクラシーという民主政体じたいは革命の帰結として形成されたのである。ほんらいは自由主義であり、それ以上でも以下でもない。


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